去る2021年3月13日に JR東日本のダイヤ改正が行われましたが、
その前日の2021年3月12日に、185系車両の特急「踊り子」や「湘南ライナー」などの定期運用が終了しました。
185系はJRがまだ日本国有鉄道(国鉄)だった昭和56年(1981)に特急・急行はもちろん、
通勤・通学などの普通列車としても対応すべく営業運転が開始された国鉄特急型車両で、
40年にわたり走り続けてきました。
185系といえば特急「踊り子」
小説「伊豆の踊り子」のワンシーンをイメージしたヘッドマークと、
白い車体に緑の斜めストライプがとても印象的な車両でした。
疾走する回送の185系↓↓↓



速いぜ185系!!

■ 185系の特徴
185系は国鉄特急型の車両なので、先頭部分にはスピード感のある翼をイメージして、
特急の「T」の頭文字をデザインした逆三角形の国鉄特急のシンボルマークが取り付けられています。
写真は過去に京都駅で撮影した国鉄特急型の381系 特急「はしだて」↓↓↓

国鉄特急のシンボルマーク↓↓↓

もちろん185系にも国鉄特急のシンボルマークが取り付けられています↓↓↓

若干小ぶり?かな? ↓↓↓

また 従来、国鉄特急型車両の乗降口のドア幅は700mmが標準でしたが、
185系の乗降口のドア幅は1000mmあります。
このドア幅は乗客のスムーズな乗降や大きな荷物などを持ち込むのに適したドア幅なんだそうです。 (ドアは片開きです)
185系の1000mm幅の乗降用ドア↓↓↓


他にも、普通列車用として運用されている国鉄型気動車のキハ40形も乗降用のドア幅は1000mm
写真は富山県の氷見駅で撮影した「忍者ハットリくん」のラッピングをした氷見線のキハ40形↓↓↓

ドア幅よりもラッピングに目がいってしまう。

国鉄型気動車キハ48形もドア幅は1000mm
下の写真は秋田県の追分駅で撮影した男鹿線のキハ48形
この男鹿線や五能線を走るキハ40形・48形も今回の185系と同じく2021年3月12日で定期運用が終了してしまいました↓↓↓

ちなみに新幹線のドア幅は概ね700mmほどとなっています。
写真は “旅への誘惑” 東海道新幹線のN700S↓↓↓

こちらはN700A(スモールA)↓↓↓

しかし新幹線でも車椅子対応車両のドア幅は1000mmちょっとあります↓↓↓

そのほか、185系は 特急・急行、そして普通列車と幅広い運用を目的としていたため、
特急型車両でありながら側面窓を開閉できるという珍しい特徴もありました。
(従来の特急型車両は側面窓が開閉できない固定窓です)
おもしろいぜ国鉄!!

古びたコンテナに残っていた日本国有鉄道(国鉄)の「JNR」ロゴマーク↑↑↑
JNR→ Japanese National Railways の略
豪快なモーター音とともに爆走する回送の185系↓↓↓


















カッコイイぜ185系!!
こちらはかなり分かづらいですが、
エクスプレス色の185系・<<<EXPRESS 185>>> です↓↓↓

ズーム↓↓↓

さらにズーム↓↓↓

国鉄時代に製造され、40年間走り続けた185系
またひとつ、往年の名車両が鉄路から去っていきました。
お疲れ様でした185系!!
最後までご覧いただき誠にありがとうございました!!
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